こんにちは!
GWも後半ですね^^
今朝は曇り空でしたが、お天気は西から回復してくるようです◎
さてさて。
今日は時々生徒から言われる、
「こんな簡単な計算、そろばんがなくても出来るよ~!」についてです。
初めてそろばんを習う生徒は、
3
1
-2
―――
2
といった1桁3口ほどの問題からスタートします。
2、3年生くらいになると、
「え~こんなの簡単~!暗算でできちゃうよ!」なんて言われたりもします。
実際、このくらい計算問題でしたら、学校でも“筆算”で学んでいたりしますので、
確かに素直な意見だと思います。
「そろばんがなくても出来るよ~!」についての回答は確かに「YES」。
しかし、
「珠算式計算、珠算式暗算が出来ているか」といった観点では「NO」になります。
そしてこの基礎的な問題でそろばん独特の指使い、計算方法を
しっかりと身につけなければ、難しい計算に進んでいった場合に、確実に混乱します。
なぜなら、筆算式暗算で素早く計算することには限界があるからです。
例えば先ほどのような問題でしたら、
3
1
-2
―――
2
筆算式暗算でも珠算式暗算でもスピード・正確性さほど違いは出ません。
しかし、
下記のような問題の場合はどうでしょうか。
36,253
7,829
-2,217
――――
41,865
珠算式暗算を繰り返し練習し、身についている人にとっては数秒ほど。
10の位も、100の位も、1万の位も
基礎問題(1桁の問題)で身につけた指使い、計算方法で作業ができます。
一方、筆算式暗算では
おそらく1の位ないし10の位で筆算をし、繰り上げの数値を記入、
更に100位や1000位を筆算、繰り上げを記入…を何度か繰り返すことになるのではないでしょうか。
これが3口ではなく、10口、15口となった場合、更に筆算式暗算では厳しくなっていきます。
↓上級の暗算問題イメージです。
簡単な計算からスタートすることの目的は、
正しい答えを出すことはもちろんですが、
そろばんの基礎的な指使い、計算方法を身につけること。
それが何よりも重要と考えています。
だからこそ習い始めた頃が、最も大事な時。
繰り返し指使いをチェックしていきます。
特に筆算式暗算で計算してしまっている場合には、
そろばんの指使いがおろそかになってしまうことが多いため、繰り返し指使いの確認・指導をしています。
※計算の内容(2+4、5-1など)によっては、頭で計算し、そろばんに置く場合もあります。
但し、この場合、練習を繰り返すことで反射的にそろばんをはじけるようになっていきますので大丈夫です。
まだまだ模索することも多いですが、
石戸本部、FCメンバーそして時には親御さんと協力しながら、指導方法・スキルをあげていきたいと思っています。
nakazawa