こんにちは!
夏休みも終わり、子どもたちも新学期がスタートしましたね。
世のお母さま、お父さま方も、ほっと一息ではないでしょうか。
(そんな私も、ほっと一息です(笑)💦)
とはいえ、
久々の学校で、子どもたちも
どっと疲れてしまうこともあるかと思います。
無理せず、少しずつ学校生活の流れを
取り戻していってほしいと思います。
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さてさて、今日は競技大会で実際にあった、
『生徒の悔し涙…1問、1秒で勝敗が決まる』
について、お話したいと思います。
先月行われた、第5回大江戸カップ珠算選手権大会。
(大会に関する記事は、こちらになります。)
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大江戸カップは全国珠算連盟 東京支部主催の
大会となり、約250名ほどが参加し、開催されました。
初参加時の進級状況、
その後の入賞実績等で参加クラスが分かれるのですが、
今回悔し涙を流した生徒は、
S1クラス…
前回までの大会で入賞実績がある、
または、初参加の場合には、
『珠算1級以上or暗算3段以上の生徒』が対象となる、
レベルが高いクラスに参加していました。
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前回、前々回と優勝・入賞を果たし、
今回もレベルは高くなるものの、
連続での入賞を目指し、日々練習を重ねていました。
自分で苦手な部分、どんな間違いが多いか、自分なり考え、
練習を頑張る生徒で、本番もしっかり実力を発揮し、
見事3位の生徒と同点だったのですが…
同点時の順位の付け方(高点順位法/同点の際は、
各種目の点数を比較、高い得点を取得した方の
生徒が有利となる順位の付け方)により、
悔しくも入賞を逃しました。
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Sクラスは交換採点ということもあり、
自分と同点で入賞する生徒を目の当たりにし、
悔しさを滲ませる生徒。
最後には涙を流さまいと必死な姿に、
こちらが泣きそうになりました。
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そう、子どもとはいえ、
大人顔負けの勝負を行っていきます。
1問が、1秒が…勝負を分けます。
・0の付け忘れ
・カンマの付け忘れといった
ケアレスミスが命取りにも、
・問題用紙をめくるスピード
・数字の大きさ/筆圧
・暗算/そろばんを使うタイミング
・解く順番
・解答を書きながら、いかに次の問題を解き始めるか…
この1秒にも満たないような小さな行動の積み重ねが、
勝敗を分けることにもなるのです。
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今回の結果は、生徒にとって、
本当に悔しい思い出となったと思います。
生徒はやれるだけの力を出し切ったと思いますが、
きっと
・もっとこうしていたら
・こうできていたら
・このレベルの計算がもう少し早くなったら…
そんな想いも、今回経験したと思います。
確かに今回の大会だけを見れば、悔しい結果、
で、おしまいです。
しかし、これからの大会や検定に目を向ければ、
悔しさをバネにいくらでも努力・成長することができます。
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この悔しさを生かすも生かさぬも、本人次第。
それを生徒の成長に転化できるよう、
指導者として、サポートしていきたいと、
改めて感じた1日でした。
nakazawa