脳の前頭前野が壊れると…?

おはようございます^^

昨日、お洗濯物が良く乾くお話をしたところですが、
その後の2回目の洗濯で、まさかの故障…泣!!
(洗濯機入り口のパッキンに洗濯物が引っかかってしまったのか?ばきばきばき!!という音がし、
パッキンとワイヤーが洗濯物にグルグル絡まってしまうことに…泣)

メーカーに連絡したり、コインランドリーに行ったり、てんやわんやとなってしまいました。。
今日の診断結果次第ですが、修理にしろ買い替えにしろ、予定外の出費は確実です。。。><

さてさて。
話を本題に戻しまして、昨日の記事の少し続きを少しだけ^^
(そろばんというよりは脳のお話です(笑))

昨日は、脳は後ろから出来て、前から壊れていくというお話をしました(記事はこちら)。

脳の前の部分…いわゆる前頭葉や前頭前野は、
人間が未来志向をもっていきいきと、そして社会関係力をもって、
周囲と良好な関係を築きながら、成長していく上で、 重要となる部分です。

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【前頭前野】とは…

前頭前野は思考や創造性を担う脳の最高中枢であると言われており 、
ヒトで最もよく発達した脳部位とされています。

脳全体の3~4割近くを占め、最も遅く成熟する一方、
老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位とされます。

この脳部位は、ワーキングメモリーや反応抑制、プラニング、
推論などの認知機能を有しており、
また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている

更に社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、 多様な機能を有している、とされています。
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では、前頭前野が壊れてしまったら??
人は本当に未来志向や社会性がなくなってしまうのでしょうか??

実際に前頭前野が損傷した事例について、 今日は一つご紹介します。

有名な事例の一つに、脳に穴が開いた男、アメリカ人、フィネアス・ゲージ氏のお話があります。

事故以前は、
「バランスの取れた心をもち、仕事を極めて精力的かつ粘り強くこなす。敏腕で頭の切れる男性」であり、周囲から尊敬もされていたそうです。

しかし、仕事中に大きな鉄の棒が頭蓋骨を突き刺さるという、
爆発事故に見舞われ、前頭前野を中心とした脳部位に大きな損傷を受けました。

大きな事故だったのにも関わらず、彼は一命を取り留め、歩行にも問題はなく、話をすることも可能なまで回復しましたが、
その大事故以来、彼は別人のようになってしまったそうです。

彼の主治医曰く、「事故後の身体的状態は良好。しかし、知性と衝動とのバランスが崩壊してしまった」と言います。

また、「彼は発作的で、自分の欲求に相反する束縛や忠告に我慢がならない。
ひどい頑固者になったかと思うと、優柔不断となり、将来の行動をあれこれ考えはするが、計画を立ててはすぐにやめてしまう。」という状態になったと言われています。

有能で誰よりも部下から慕われていた彼はいなくなってしまいました。
幼稚で、無責任で、注意力にかけ、酒におぼれるようになったのです。
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この事例からも、頭前野は知性と衝動のバランス、未来志向的行動に関わることが分かっています。

それほど人間らしく生きていく上で重要となる前頭前野。

その前頭前野を活性化するのに、細かな指の動きがとても効果的と言われています。
(そろばんはもちろんのこと、ピアノや糸通し、丁寧に作業することもそれに当てはまります。)

また前頭前野に関係する脳領域、運動野や頭頂葉、側頭葉などもそろばんで活性化することも分かってきています。

そろばんは、そろばん一つで自宅でも外出先でも簡単に練習ができますし、
買い物レシートや車のナンバーなども、即席で計算問題になります(笑)

ぜひそろばんの良さを知っていただけたら幸いです。

 

nakazawa

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