大きい数字に出てくるカンマって…

こんにちは、急いで衣替えをしている栗崎です。

寒さも過ぎ去り一気に春めいてきたと思ったら

夏の気温に到達しましたね。

まだ四月です、夏日の到来が早いです。

夏

 

さて、今日は4桁以上の数字で出てくるカンマについて

お話ししたいと思います。

そろばんでカンマ記載必須で習うのは3級以上ですが

よくよく見取りの問題を見ていると5級からカンマが登場しています。

(5級から3〜4桁の加算・加減算に入ります)

 

また、わり算の問題をよく見ると

実は7級からカンマのつく数字が登場していました。

4級までは特に意識しませんが、

カンマの位置は定位点と同じ、という認識があると

見取算を弾く時に入れる位置の目安となるので便利です。

 

そして、先ほどはさらっと流しましたが

そろばんでも3級以上になると

4桁以上の数字の答えを書く時はカンマを書かないと

⭕️にならない、というルールが加わります。

計算する桁も大きくなり、またかけ算わり算では小数点の問題も登場するので

小数点とカンマが区別して計算できているか、というところもチェックされます。

 

 

さて、このカンマが3桁区切りの理由ですが

英語圏の数字の単位に則っています。

日本では万、億、兆と4桁ごとに数の単位が変わりますが

英語だと3桁ずつに数の単位が変わります

1,000 ⇨thousand    (千)  4桁

1,000,000⇨million    (百万) 7桁

1,000,000,000⇨billion    (十億) 10桁

1,000,000,000,000⇨trillion    (一兆) 13桁

余談ですが「百万ドル」という単語がよく出てくるのは

英語でミリオン、と数字の単位がちょうどあるからなんですね。

去年のコナン君の映画のタイトルにも登場しましたもんね。

 

なのでカンマの3桁区切りは欧米式(英語圏)に合わせて統一されたスタイルになっています。

 

数字を目視する分にはわかりやすいカンマですが

読上算で聞く時などは、日本語の数の単位と位置がズレているので注意が必要です。

 

逆に言えば、上に出てくる

百万、十億、一兆、の三つはちょうどカンマが増える位置⇨定位点のある位置

と覚えておけば上級の読上算を弾く時にスッと入れやすくなります。

10桁以上の数字なんてなかなか日常で登場する機会は少ないですが

知識としてあると良いですね。

 

栗崎

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