そろばんの専門用語

こんにちは、先週末の土曜日、

お出掛け先で風雨に負けて傘を一本ダメにした栗崎です。

風の強い日はおとなしく屋内か、雨合羽にしようと思います。

晴天による暑さの後の、雨天による温度差で

体調を崩さぬよう気をつけていきたいですね。

 

さて本日はそろばん教室ならではの

専門用語についてお話ししていきたいと思います。

 

日本語には「これしか指さない」という

使い所が限定されている単語がありますよね。

有名なところですと「どんぶらこ

ももたろう

桃が川から流れてくる様子を連想させるこの単語、

ここ以外、他に使う所がない単語です。

 

そろばんでもここでしか使わないな、という言葉があります。

 

それは「願いましては」です。

この言葉を聞くと

さっと身構えてしまうそろばんの名手もいらっしゃるでしょう。

読上算、読上暗算の始まりの合図とも言えるこの単語

実は前の部分が省略された言葉だそうです。

正確には

「ご破算で願いましては」というのが計算の始まりの合図となります。

ご破算とはそろばんを払ってゼロにするという意味。

教室でも計算を仕切り直す時に

「そろばん綺麗にしよう」「ご破算して〜」と声かけしたり。

なので読上の時の

「ご破算で願いましては」=「そろばんをゼロにして計算をお願いしますね」

という掛け声になります。

 

ちなみに計算がばっちり合った時に言う「ご明算/ご名算」もそろばん用語ですね。

 

ちなみに読上算はそろばんが計算機として主流だったかつて江戸時代に

会計の数字を読み上げる人と、そろばんで弾く人の

2人で行っていたことに由来しています。

そろばんは商売人の中で特に主流だったため、

計算も金額にかかわることが多く、

読み上げる数字のあとに「◯◯円也」と金額の単位がつくのです。

江戸時代

江戸時代の商人になったつもりで弾く読上算、

6級からスタートするので主に6級練習入ったタイミングで

検定に挑戦することが多いですが

教室で読み上げるときは誰でもいつでも参加可能です。

ぜひ読上算がはじまったら挑戦してみてくださいね。

栗崎

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