今日は父の日&和菓子の日ですね!
父の日は毎年六月の第三日曜日、
和菓子の日は毎年六月十六日。
今年はその二つの日にちが被る年です。
父の日に和菓子のプレゼントも良いですね。
和菓子の日とは、
嘉祥元年(西暦848年)、6月16日に天皇が御信託を授かります。
その16の日付にちなんで16のお菓子、お餅を供え厄除(疫病除け)、
健康招福を祈願したことから由来します(全国和菓子協会より)
いまでも嘉祥菓子という名で
16の数字にちなんだ1+6の7種類のお菓子を
和菓子の日にあわせて製造、販売している和菓子屋さんも多くあります。
嘉祥菓子、と検索して美しい和菓子たちにうっとりしている栗崎です。
さて、今日はわり算のお話です。
そろばんでは8級からわり算が検定種目に加わってきます。
しかし学校でわり算を習うのは小学3年生から。
それより以前の学年の子達にとっては馴染みのないものです。
なので全くわり算が初めてという生徒さんには
最初は➗という言葉を使わずに、
24の中に4はいくつある?
27の中に9はいくつある?
という練習プリントからスタートします。
これらの問題はかけてぴったりの数字が見つかるので
最初は自信がなくても
1問目なら4の段で九九が24になるものを見つけてごらん?
9の段で27になるのはどれかな?
と聞くと九九表を確認しながら答えを見つけてくれます。
その次に出てくる問題が、
27の中に4はいくつある?
24の中に9はいくつある?
という、あまりが出る問題。
こちらになった途端、
まだわり算の概念が定着していないと答えを見つけるのが難しくなります。
九九表をみても、ちょうどの数字がないため商を見つけるのに時間がかかります。
そんな時は4の段で、27を超えない1番近い数字はどれかな?
と聞き方を変えます。
そうすると九九表で4×6と4×7の間の数字、
27を超えちゃだめだから答えは6だ!
と導き出してくれます。
で、ここで計算が早すぎる子が陥るトラップがあります。
答えを導くまでにいろんな数字が頭に入ってきちゃうパターン。
たとえば27の中に4はいくつある?の問題だと
4の段を見た時に6と7の間というのは分かったけど、
27だから6だと3多くて、7だとあと1つ足りなくなる…。
と一気にいろんな数字を考えてしまう。
わり算を習う前の数字が得意な子に起こりうる現象です。
そんな子には、もうわり算の考え方を説明しちゃいましょう。
中澤先生がみんなに配る用にと、クッキーを27枚焼いてきました。
1人4枚ずつ配ると、何人に渡せますか?
これがわり算です。
6人なら、4×6=24枚使うので、渡すことができますね。
7人だと、4×7=28枚使うので足りません、
渡せるのは6人までですね。
余った分、気になりますか?
大丈夫です栗崎先生が責任を持って回収しておきますので
今回は6人分のお渡しでオッケーです⭕️
というのがイメージしやすいわり算のあまりの考え方です。
これを8級のわり算で出すと例えば、
196÷4= の問題。
最初の19の中に4はいくつあるか?
(クッキー19枚を4つずつ渡していくと何人に配れますか?)
答えは4です。でも、3つ残っちゃいましたね。
残った分は次にまわします。
残りの3と、次の数字6をくっつけて、
36の中に4はいくつありますか?
(36枚のクッキーをまた4つずつ配っていきますよ、何人に配れますか?)
答えは9です。ちょうどなくなって割り切れました。
一つ目の商(答え)4と、2つ目の商(答え)9で
答えは49、導き出せました。
いろんな数字に引っ張られるお子さん、
あまりが出ても次に使い回すので気にしないでいいよ!
いま、何人に配れたかだけを求めて、解いてみてください!
栗崎