珠算9級の見取算…間違いの多くはここです!

こんにちは!

10月もあっという間に最終週。
来週は11月となり、年末に一気に近づいた気分です。

いつも日々あっという間に過ぎていき、
焦るときもありますが、

今年は仕事もプライベートも、
とっても小さくですが笑、
少しばかり挑戦をしている年。

慌ただしい中でも、
新しいアクションや変化がある、30代半ば。

生徒たちに伝えているチャレンジの大切さを
自分も行っていきたいところです^^

さてさて。

今日は全国珠算連盟の場合には、
初めての検定級となる珠算9級。

その9級の【見取算の間違いやすいポイント】について。
お話したいと思います。

全国珠算連盟の珠算9級は、
・かけ算 2桁×1桁 20問
・見取算 2桁5口 10問
が出題内容となります。

制限時間は、各10分。

合格点は各種目60点以上…つまり、
・かけ算が12問以上
・見取算が6問以上
正解で合格となります💮

そんな珠算9級における、
見取算での間違い方は、色々とありますが、
特に多いと感じる間違い方は、以下3つです。

 

➀100の位から1の位を引く問題で間違う

具体的には、106-8、102-7といった
10の位が0で、100から引く問題です。

106-8といった問題の場合に、
よくありがちな間違った答えは、
88だったり、26といった答えです。

『8を引けない時は、10を引いてから2を足します』が、

前述の間違い方は、
10を引いて、すでに90にしているところ、
もう一度10を引いて、2を足してしまうのです。

これは本当によくある間違い方です…!

 

そして後述の間違い方は、
80の引き算と勘違いして、
そろばんで解いてしまった場合の間違い方です。

どちらの場合にも、
『-8は、そろばんのどこから引くんだっけ?
そうだよね、8引けないときは…
そうそう、でも隣の10がないから
100から10引いて90にするんだよね』
などと、一旦説明を加えながら、
そろばんを使って、見せて真似させ、
そして、しっかり習得を目指します。

➁10の位と1の位の、足し引きする場所が間違っている

例えば
26+87、といった場合。

87の80は問題なく、
そろばんにいれていても(この時点で106になっています)、
その後の7を、入れやすい10の位にいれてしまうといったものです。

引き算も然りで、
74-16、といった場合、

16の10は問題なく引いていても(この時点で64になっています)、
6を引く際に、容易な10の位にある6から引いてしまうのです。

こうした場合には、
問題の10の位と1の位の数字を分解し、
「次は82足すんだよね。
80の8は、そろばんのどこに入れるの?
82の2は、そろばんのどこに入れるのかな?」
と、確認しながら繰り返し
丁寧に問題を解いていきます。

➂足せないとき、引けない時…が反対になっている

いしど式では、
足せないとき・引けない時の言葉かけを徹底していますが、
それが反対になってしまっているケースです。

具体的には、
9引けない時…の指使いをすべき時に、
9足せない時…の指使いをする

7引けない時…の指使いをすべき時に、
7足せない時…の指使いをする
といったものです。

この間違いの多くは、
感覚や何となく…で計算していることが少なくない点です。

足せない時・引けない時…の言葉かけを確認しつつ、
生徒とのコミュニケーションを大切にしながら、
意識して指導を行っています。

9級の見取算は、
特に基礎の基礎が詰まった問題です。

ここでの間違い方をしっかり修正することが、
次の級の礎になっていくと思っています。

そして、
こうした間違い方をみていますと、
ケアレスミスだったり、
少し難しくて苦戦している場合もありますが、

早くおきたいがために、
早く終わりたいがために、
“何となく”だったり、
“感覚で簡単に弾ける方”を
選択してしまっていることもあります。

生徒の理解度や性格を見ながら、
しっかり大切な基礎の部分を、
生徒たちにしみ込ませていきたいと思っています。

nakazawa

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