【インタビュー①】中学受験…そろばんをやっていて良かったこと/習い事に求めることとは?

こんにちは!中澤です。

先週末は、当教室の検定試験でした。
受験したみんな、本当にお疲れ様でした!

検定試験は、本番を経験できる場。

そして、
どんな結果であろうと、一旦受け止め、
それをどう生かすかを考える機会
にもなります。

もちろん合格に越したことはありませんが、
検定・受験はあくまで通過点。

捉え方次第で、その先の行動が変わり、
行動が変わるからこそ、多種多様な未来がある、

と思っています。

検定はそうした機会を与えてくれるものでもあり、
だからこそ、
生徒たちには「結果の受け止め方・生かし方」もまた、
伝えていきたいと思っています。
*

さて、今日は、
『【インタビュー①】中学受験…そろばんをやっていて良かった理由/習い事に求めることとは?』
と題し、お話したいと思っています。

そろばんを習っている目的は、
ご家庭によって異なりますが、
今回は、中学受験を経験された生徒・親御さまに
そろばんが役に立ったか、どう生かせたと思うかなどを伺いました。

今回、中学1年生の3名の生徒・親御さまにお話を伺ったのですが、
興味深かったものが、
そろばんをやっていてよかったこととして、
計算力以外で共通点が挙がったこと!

インタビューしてみて、私も勉強になりましたし、
そうした側面もしっかり感じ取ってくださっていることが、
とても嬉しくも感じました^^

それでは、早速インタビューの内容です。
※親御さまにご了承いただき、掲載しております。

今回、お答えいただいたのは、Sちゃんとその親御さま。

=====
・通塾開始時期:小1
・通塾頻度:週2コース
・出会った頃から、
「すごく受け答えがしっかりしている1年生!」
と、感心したことを覚えています笑
真面目で自宅学習含め、
毎日コツコツと取り組む姿が印象的でした。
競技大会にも出場、多数入賞も果たしており、
暗算も5段まで取得している生徒です。
現在は、女子御三家と言われる名門中学に通いながら、
そろばん通塾も続けてくれています。

(学校生活が忙しい中、
そろばんを続けてくれていること、
本当に本当に嬉しいです泣)。
=====

1.そろばんを始めたきっかけを教えてください。
・小学校入学に合わせ、算数に苦手意識を持たないでほしいなという思いから始めました。

2.そろばんをやっていてよかったと思うことはありますか?
・本人は一番に「集中力がついたこと」を挙げています。
「そろばんを始めた頃は掛け算を10分集中して取り組むのも大変だったが、徐々に慣れて、勉強に限らず集中力を切らさず取り組めるようになった」と話しています。

3.中学受験で生かせたと感じることはありますか?
・第一に計算力(特に暗算ができること)。
計算を速く正確に行えることで、最初の計算問題に時間を取られることなく後半の難易度の高い問題で解法を考えるのに多くの時間を割けたこと、見直しに時間を掛けず解答の精度を上げられたことに利点を感じたようです。

中学入試の問題は答えを導き出すまでに、複雑な計算をいくつも積み重ねなければならないことが多く、正確な計算力は必須だと感じました。

分数計算や数の性質に関する問題、植木算・周期算・数列など規則性を見つけ繰り返し計算を行わなければならない問題には特に有益だったと思います。

・検定や大会など目標を定めて練習を重ね、緊張しながらも本番に挑み、結果を受け止める。
こうした経験を数多くできたことで、本番でも怯まず力を発揮する、辛い結果でも諦めずに前進する強さを身に付けられたように思います。

4.中学受験の際に(算数において)プラスで
やっておいた方がよいこと/やっておけばよかったことはありますか?
プラスでやっておけばよかったことは特に思い浮かばないのですが、中学受験に集中するためにそろばんを4・5年生ぐらいでやめてしまうのはもったいないなと個人的には思います。

娘の場合は、塾の算数のテストでケアレスミスが続いていたとき、集中力と計算力を高めるために毎朝30分のそろばん練習を復活させたことがスランプを抜け出すきっかけになったように思います。

5.参考まで、そろばん以外に長く続けた習い事があれば教えてください。
・レゴスクール(プログラミング:小学1年〜)
・ウクレレ(小学2年〜)
そろばん・レゴ・ウクレレは、現在も継続しています。
どの習い事も受験のためにお休みしたのは直前の1ヶ月のみで、本人にとってもその場所に行って先生や友達に会い、楽しい時間を過ごすとがいい息抜きになったようです。

6.習い事に求める(求めた)ものは何ですか?
・良い先生
子どもは好きなことならあっという間に吸収し、すぐに親だけではフォローしきれなくなってしまいます。その時に本人の好奇心を上手に汲み取って、新しいステップに進ませてくれる信頼できる先生を探すのはなかなか大変ですが、子どものやる気を伸ばす大切なポイントだと考えています。

仕事にも子どもにも誠実に向き合ってくださる先生は、課題にまっすぐ向き合うことを自身の姿で示してくださり、子どものロールモデルとしてとても良い影響を与えてくださっています。

・子どもの興味や好奇心を広げてくれる場
家庭で与えられる知識や体験には限りがあるので、子どもが自分の好きなこと・得意なことを探す場として
現在は継続していないものも含め習い事はいくつかやりました(そろばん・レゴ・ウクレレの他は、日本舞踊・七田・体操・英語)。

どの習い事も本人はとても好きで、進級・進学のタイミングで内容的に重複したり、限られた時間のなかで続けるのが難しくなりやめたものもありますが、後で振り返ると舞台度胸がついたり、友だちと競い合うように勉強する楽しさを覚えたり、中学入試にも生かされるものであったと思います。

7.その他、そろばんの魅力等あれば教えてください。
本人は大会で「始め!」の合図でみんなが一斉に問題用紙をめくり、そろばんの音だけが響いているあの空間がとても好き!と話しています笑
*

Sちゃん、親御さま、
お忙しいところ、ご丁寧に
ご回答を頂き、本当にありがとうございます!

『塾の算数のテストでケアレスミスが続いていたとき、
集中力と計算力を高めるために
毎朝30分のそろばん練習を復活させたことが
スランプを抜け出すきっかけになったように思います。』
という言葉は、

プロゴルファー須藤弥勒ちゃんのお母様の
下記のお話が思い起こされましたし、

『ゴルフでのそろばん効果は
・大観衆の中でも集中力を発揮できる(特に、パターを打つとき)
・勝負の場面で瞬間的にゾーンに入る力
・グリーンを読む計算力
・スコアを瞬時に読み取る駆け引き力
・18ホールを回りきる忍耐力

一時期そろばんの練習が出来なくなった時は、
これらの力が落ちてスコアが悪くなりました。

(当時準2段の弥勒ちゃんが、昇段するためには、
ここから更に練習量が必要となるといった話の場面では、)
「今の練習量なら、せいぜい3段。
でも、昇段しなくてもいいんです。
やり続けることが、メンタルの部分で
好影響があることがわかっていますから
」』
★ 参考記事はこちら

最後の「そろばんの音だけが響いているあの空間がとても好き!」という言葉は、Sちゃんの性格・素直さが垣間見えるコメントでほっこりしてしまいました(笑)

計算力、集中力、本番を経験すること、その結果を受け止める事…

Sちゃん自身がそろばんから多くのことを吸収、
生かしてくれていて、とても嬉しく思った次第です。

今では、すっかり教室の頼れるお姉さん、
教室の憧れ的な存在にもなっているSちゃん。
(6桁などの読上暗算練習が始まると、Sちゃんに注目が集まります笑)
益々の成長が楽しみです!

Sちゃん、親御さま、ご回答いただき、本当にありがとうございました!

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