そろばんがメンタル強化に影響する理由。

こんにちは!
中澤です。

猛暑の日々かと思いきや、
梅雨前線が復活し?、
昨日今日と各地で豪富と、
不安定なお天気が続いていますよね。。

体調を崩す生徒たちも出ております。

皆様もどうかお体お気をつけください!

 

さて。

今日は今月の教室便りにも書いております、
【そろばんがメンタル強化に影響する理由】について、
お話したいと思います。

「初めてのことにしり込みする」
「失敗を嫌がる」「すぐに落ち込む」などは、
子どもたちにとって珍しいことではありません。

大人と比べて、
まだまだ経験が少ない子どもにとって、
そうした不安・怖さは
当然なことでもあると思います。

けれど、
そろばんを続けていくと、
これらを克服し、
親が驚くほど積極性や粘り強さなどを
発揮し始める子どもも沢山います。

学校のテストや受験、
他の習い事での大会などでも
「そろばんで培った力が大きかったです」と、
お話を頂戴することがあります。

(中学受験を終えた生徒からは、
「競技大会の方がよっぽど緊張する!」
と言われたこともあります。笑)
*

そろばんは関係ないように
思われるかもしれませんが、
実はそろばん学習の過程で、
鍛えられる心の強さが根底にあるのだと思います。


心の強さとは単純に強いとか、
弱いということではなく、
柔軟さや立ち直りの速さも含まれます。

そろばん学習による
メンタルの強さを育む理由を
いくつかご紹介させていただきます。

まずは、失敗することが特別ではなくなることです。

そろばんは、計算の過程を
自身で検証しながら答えを導き出すので、
間違えを自分で気づいて
訂正できる場面が多くあります。

人から指摘されるのではなく、
自身で気づき、修正することを
常に繰り返していくことは、
内省の習慣を身に着けることに近いように思います。

日々の練習でも、検定試験でも、
間違えてもやり直せばいいということも
経験を通じて身に着けていくのです。
*

大人になる痛感しますが、
大切なことは失敗しないことではなく、
・失敗しても、それを次に活かせるか
・どう改善していくか、

です。

失敗しない人間は、
挑戦をあまりしていないのと等しく、
魅力的には映らないものです。
(挑戦しなければ、失敗すら出来ない!)

リレジエンス力(回復力・困難をしなやかに乗り越える力)は、
成長する上で、人間力をつける上で、
本当に重要な力だと思っています。
*

次に、
計算力がついてくると、
その力を発揮する場面は日常的にありますから、
周囲から「計算早いね」という評価をされるようになります。

人よりも、
自分が優れていると自分自身で感じる、
ある種の優越感は、
子どもの心の支えになることもあります。

そして、
強いメンタルを育てるには、
子どもの世界を広げることが必要
です。

そろばん教室には、
幼稚園から高校生、最近は大人の学習者も少なくありません。

様々な立場や年代の人たちと
そろばん学習を通じて関わる中で、
多様な価値観や考え方を知ることができます。

例えば、
年上のお兄さんにも苦手な事があるとか、
大人が自分より下のレベルの
練習をしているということも、
子どもにとっては衝撃的なことです。

人それぞれ、強みや弱みがあり、
誰だって失敗するということを、
身近に感じれば、自分の失敗だって
特別なことではないと思えるのです。

ネガティブな意見があっても
「あくまで一つの意見」として
受け流すこともできるようになります。
*

そして、
何よりコツコツとどんな時で
あっても練習を続けること。

それ自体が一過性の結果以上に
「どんなことがあっても、僕(私)は続けてきた」
「自分なら出来る、乗り越えられる」といった、
自信と気づきを与えます。

生徒の周りにいる大人として、
そうした子供たちの姿勢を
具体的に言葉にして伝えたり、
励まし、応援し続けること。

そうしたことも、
生徒達のメンタルを強くする上で大切にしています。

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