こんにちは^^
昨日あたりから、風もあって少し涼しくなりましたね!
(外を歩くとそれなりに暑いのですが…汗)
自宅ではクーラーいらずで、通り抜ける風が気持ちよいです◎
さてさて。
今日は【6級の特徴、難しい点】について、お話したいと思います。
先日、6級の練習に入る生徒が出てきたというお話をしましたが、
6級は一つの、”つまづく級”と言われています。
実際、7級から6級に合格するまでの期間は、
7級までのそれまでの期間よりもぐっと長くなります。
なぜ6級がつまづく級といわれているのか。
いくつか理由はありますし、その理由の大小も生徒によって異なりますが、
私は大きく2点あると思っています。
【理由1】わり算で還元算が出てくる
6級からはわる数が2桁になります(例:2491÷47など)。
え、わる数が2桁になることが、そんなに難しいの??
と、思われた方もいらっしゃるかと思います。
そうなんです。
初めて学ぶ生徒にとってはとても難しいのです(!)
では、なぜそれほど難しいのか?
それは、7級まではわる数が1桁のため(例:344÷8、576÷9など)、
わる数(例でいえば、8なり9)1つに対し、いくつで割れるかを考えればよかったものが、
わる数が2桁になることで、
上記例で説明すると、わられる数2491の【24】とわる数47の【4】で答え【6】を出し、2491から引くものの、
次にわる数47の【7】の分を2491から引こうとすると残っている数字が足りない、ということが起こりえるのです。
その際に行う作業が【還元算】です。
先程出した答え【6】を【5】に下げて、再計算していくというものです。
これが初めて学ぶ生徒にとってはとてもややこしく感じます。
頭が???となってしまう生徒も少なくありません。
そこを導入問題を使いながら、説明・練習することで徐々に習得していくのです。
(ちなみに5級になると【大還元算】というものを学びます。
【大還元算】についてはこちらをご覧ください。)
【理由2】合格点が60点⇒70点に
7級までは各科目60点合格だった検定が、6級からは70点合格となります。
この10点のボーダーラインのアップが、意外と大きい。
特に見取算については影響が大きく感じます。
実際、練習を繰り返す中で、かけ算・わり算は安定した点数を取れるようになった生徒でも、
見取り算に至っては60点、70点で合格点前後ということが少なくありません。
なぜなら、
6級の見取算(3桁15口)は、
➀問題を正確に読み取り
➁15口もれなくダブりなく素早くそろばんに置き
➂正確に丁寧に問題用紙に書く、
という作業を行っていくのですが、
特に「➁15口もれなくダブりなく素早くそろばんに置く」が見取算特有の難しさであり、
そろばんの基礎はもちろんのこと、本人の集中力・忍耐力をも必要とするからです。
また見取算の場合、
修正するにも計算に時間を要するため、途中で時間切れになってしまうこともあります。
(しかも1回目と2回目の答えが異なった場合、
2回目に出した答えが正解とも限らないため、3回目の計算が必要になる場合が多いです。)
以上、躓きやすい点を説明しましたが、
忘れてほしくないことは、
練習を繰り返すことで出来るようになるのが【そろばん】。
練習量が成果に比例・直結するのが【そろばん】です。
一緒に頑張りましょう!!
nakazawa
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