こんにちは!
5月もあっという間に月末となりましたね。
私は新生活に慣れたような、慣れていないような…(笑)
長男の学校や習い事のサポート、
次男の保育園送迎や体調管理など、
うまく流れを作りたいところです。
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今週末といえば、
当教室では、今週末が5月の検定になります。
みんな悔いのないよう、
練習して検定に臨みましょうね!
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さてさて。
そんな今月の検定にもある、
【読上算検定】。
先生が問題を読み上げて、
それをそろばんに入れていく競技になりますが、
この読上算。
実は、いしど式は強いことを、
ご存知でしょうか。
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連盟問わず、
そろばん強豪校が集う、とある大会では、
石戸珠算学園から出場したメンバーは、
読上算種目で、80%以上が入賞しました。
(上位2団体の読上算入賞率が
15%程度(石戸珠算学園と同程度の参加人数)や、
50%弱(石戸珠算学園の4割ほどの参加人数)
という数値からも、
いしどの、読上算種目における、
驚異的な入賞率の高さが、
お分かりになるかと思います。)
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実際、いしど式の先生には、
他の連盟で多くの実績を持つ先生もいますが、
当時を振り返って、
『クリスマスカップでも、
いつも赤いTシャツの教室が強い、
という印象を持っていた!』と
笑いながら、話していました(笑)。
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では、なぜいしど式は読上算に強いのか。
いくつかポイントをあげたいと思います。
まず1つ目が、
加盟する全国珠算連盟の、
①見取算の口数が多いこと、
です。
いしど式が加盟する、
全国珠算連盟の検定では、
7級以上は15口となっています。
一方、他の連盟の場合、
見取算は10口や7口などのため、
暗算で計算する生徒が自ずと増えます。
もちろん、
暗算ですることが悪いわけでは、決してありません。
暗算力は大事な力ですし、
私も日々使えるスキルとして、
非常に大事にしています。
ただ、
“そろばんを弾く力”といった観点では、
日々15口で練習する方が力がつくかと思います。
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②見取算が不揃いな桁であることも、
読上算に強くなる一因かと思います。
全国珠算連盟の場合、
珠算6級以上は、
見取算の桁が不揃いとなります。
見取算の練習をする中で、
色々な桁をいれる練習が
(不揃いな桁を読み上げる、)
読上算の練習への相乗効果となり、
桁取りする力を養っているのかもしれません。
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加えて、
全国珠算連盟の場合、
③”各種目”で70点や80点以上取ることが、
合格の条件となっていることも挙げられます。
つまり、
見取算が苦手…
点数がとれない…
といったまま進級はできません。
“種目全部の合計点”で
合否を判定する連盟よりも難易度が高く、
見取算の練習やスキルを上げる必要が出てきます。
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そして最後に、
④読上算検定がある、ということ、
そして検定を行う上で、
⑤教師もまた読み上げる力を
つけ続けていく必要があることです。
全国珠算連盟では、
珠算検定や暗算検定に加え、
読上算検定、読上暗算検定があります。
読上算検定の場合、
一級レベルで、
5桁から10桁を練習しますし、
段位レベルになりますと
最大で17桁まであります。
生徒は検定合格を目指して、
練習をコツコツと頑張りますし、
指導者も生徒をサポートすべく、
読み上げるスキルを日々つけていきます。
↓参考に^^
読上初段(12桁)の練習問題です。
読上算は、自分のペースで
弾くことができないので、
珠算の練習以上に集中力を必要としますし、
聞き続ける忍耐力もまた必要となります。
様々な側面から、
暗算力・計算力だけではなく、
忍耐力や集中力、情報処理能力などを
つけていける、そろばん。
ぜひ読上算の楽しさや魅力も
伝わっていたらいいなと思っています。
Nakazawa