こんにちは!中澤です。
2月がスタートしましたね^^
2月といえば、昨日から、
都内私立中学の一般入試がスタートしました。
生徒や親御さまから、
中学受験のお話・実情を聞くたびに、
本当に大変なストレスフルな中、
生徒たちが一生懸命に頑張っていること、
そして、親御さまの
サポートの想像以上の大変さなど、
頭が下がる思いです。
特に低学年の頃から知っている生徒は、
体の成長だけではなく、
メンタル面の成長・強くなった様子に、
こちらが驚かされることがあります。
どうか皆、精いっぱいの力を出し切れますように。
体調を崩すことなく、
乗り切れることを心より願っております。
*
さて、今日は先月の教室便りに記載しました、
『進級が遅いことを心配していますか?』について、
追記をしつつ、ブログに書きたいと思います。
そろばんは、検定の合格など
進級の速度がはっきりとわかることが、
意欲になったり、楽しさを感じるところでもあります。
そのため、人よりも進みが遅いことや、
時間がかかるということを
心配される親御さんもいらっしゃいます。
学校の勉強でも同じですが、
我々大人は、”理解の速さ”で、
子どもの能力を判断しがちではないでしょうか?
同じ年齢であっても、
スタート時点での能力の差は大きく違います。
それは、月齢によるものもあれば、
経験値によるもの、得意・不得意や興味の違いも影響します。
それを無視して、
他の子と同じように比べたり、
自分の感覚で考えてしまいがちです。
つい、
理解力が早いこと=良いことである、
という軸(もちろん、それを求められる場面もあります)で、
判断しがちですが、
じっくり時間をかけることで、
深い考察が得られる場合もあります。
そろばんも然りで、
『せっかくそろばんを習わせているのだから、
早く進級し、早く新しいことを
学ぶことにこそ意義がある』
と考えてしまうかもしれません。
学校の学習では、
充分に理解をしていなくても、
次々と新しい単元に進みます。
学年も上がっていきます。
しかし、
そろばんは充分に力がついていなければ、
次に進むことはできません。
だからこそ、
苦手を克服することもできるし、
達成するために必要な努力の仕方も学べます。
それは、
計算力だけではなく、
社会に出たときに必要となるグリッド力(やりきる力)・
忍耐力などの基盤にもなります。
目標達成までの試行方法や、
すぐに上手くいかなくても
トライする中で思いがけず、
得られる力や出会いにも
気づくことになるかもしれません。
ぜひ学校や中学受験とは異なる、
絶対評価の場で出来ることを、
それが出来る間はぜひ、
その子のためにも享受してほしいと思っています。
子どもが、
すぐに成果が出ないことを
大人が諦めないこと。
沢山のお子さんを見ている中で、
最初は苦労したけれど、
最終的に驚くほどの成果を出す
お子さんも少なくありません。
小さなきっかけ…、
例えば、
・褒められたこと、
・競技大会に参加したこと、
・親子で目標設定したこと
などで、
一つの分野(例えば読上算)が好きになる、
⇒練習量が増える
⇒そろばん全体に良い影響が出る
⇒珠算の合格に繋がる・早まる、
なんてこともあります。
*
ゴールは一つではありません。
自分自身がどれだけ成長できるかが重要ですし、
多面的側面から子どもの成長を見て、
周りの大人が、具体的にその成長や頑張りを
伝えていく事もまた大切だと考えています。
私自身、常にベストな思考・行動が
できているわけではありませんが、
目標設定およびその達成を主眼に入れつつも、
そろばんを通して、
生徒が成長できる部分・出来た部分を
多面的に見つけ、それを具体的に
生徒に伝えていきたいと思っています。