習い事をやめると、やり抜く力が育たないの?

こんにちは!中澤です。

4月もあっという間に月末。
明日から連休(GW期間)に突入ですね。

とはいえ、中日は子どもは学校があるので、
どうGWを使おうか、未だに悩んでいる我が家です。笑
*

さてさて、
今日は今月の教室便りも掲載している、
『習い事をやめると、やり抜く力が育たないの?』
について、お話したいと思います。

最近の教育本にもよく書かれているので、
既に皆さんご存知かもしれませんが、

知識中心の早期教育よりも、
「やり抜く力」を育てることが、
子どもたちの未来に重要な影響を及ぼす、
ことが多くの場面で言及されています。

やり抜く力は子どもだけではなく、
ビジネスパーソンにも重視され、
最近は多くの書籍も販売されています。
*

『子どもに粘り強く取り組み、
やり抜く力を育んでほしい』

そんな親の想いと相反して、
「習い事をやめたい」と言われたら、
どうするべきかという悩みがあるかもしれません。

色々な経験をするためにも、
新しい事にチャレンジすることは良いことです。

成長の過程においても、
習い事から塾に変わったり、
部活に力を入れることは必然です。

だからと言って、
子どもの「もう、辞めたい」
という言葉のままに受け入れてしまうと、
すぐにあきらめてしまったり、
辞め癖がついてしまうのではないか…
と心配にもなるもの。
*

そんな時。
大切なのは、【目標設定をすること】です。

飽きたからとか、
嫌になったから辞めるのではなく、
【目標を達成したから、
次に進むというプロセスを描く】

そして、
その目標に大小は関係ありません。
*

そろばんの場合、
「珠算3級に合格したら」という
目標を掲げる方が少なくありませんが、
なぜ珠算3級なのでしょうか?

そろばんが、
“就職のための道具”だった時代は、
実用として珠算3級の実力が必要でした。

しかし、今は就職のために
そろばんを習っている人はほぼいないでしょう。

昔からの慣習で目標を設定するのではなく、
お子さんの個性や通塾回数に合わせた
目標を見据えることをおすすめしています。

そして、
最後にやり切ったという達成感を持つことが重要、
だと考えます。

それは、
合格という証だけではなく、
・毎週欠かさず通塾した。
・しっかりレッスン中集中して取り組んだ
・毎日3問でも5問でも練習に励んだ。
・苦手な見取算の正解率が上がった。
・本番まで悔いなく取り組めたなど…
そうしたプロセスの目標だっていいと思うのです。

また、検定に臨むほどの力はついていない…
といったときには、
『お母さん・お父さん検定』と称し、
自宅で60点取れたら、
連続で●点取れたら合格など設定して、
『よく頑張ったね!お母さん(お父さん)検定合格!』
と話すだけでも、
子どもの習い事に対する捉え方は一変すると思います。

大切なことは、子ども自身が
『習い事に対してやり切った』
『自分で立てた目標を達成できた』
という感覚が持てるかどうかです。
*

そして、
その習い事で得た力を次の糧にしていく。
糧となるように、周りの大人が働きかける。

そうして生徒たちが
少しずつ成長してくれたらと思っていますし、
そろばんがそうした一助になってくれていたら、
指導者として、仕事冥利に尽きます。

 

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