こんにちは。
5月も後半、鮎釣りの解禁の季節ですね。
鮎釣りはしたことがないのですが和菓子の若鮎は好物な栗崎です。
どら焼きの皮のような甘い生地に包まれた求肥と白あん、
そしてこのなんとも可愛らしいフォルムに虜です。
さて、私がそろばんでトップ3に入るくらい好きな問題の一つに
マイナス算があります。
マイナス算は2級の見取算から登場します。
その名の通り、加減算で引く数字の方が大きく、答えがマイナスになる問題です。
そろばんでの解き方は、マイナスになる時に
①引く数字より2桁多めの数を借りて入れる
②最後まで計算したあとに、借りてきた数字の足りない分を頭にマイナスをつけて答えに書く。
たとえば次の計算問題。
15+22−63+10=?
そろばんで入れると二口目までで37。
そこから63はひけないので、引く数より2桁多い数字、1,000を借りてきます。
これで−63が出来ます。
974。
最後に10足して、そろばんでは984になります。
さて、ここで借りてきた1,000を思い出します。
1,000より小さい数字がそろばんには入っています。
いくつ小さいでしょう?
百の位と十の位は、足して9になる数字を
一の位には足して10になる数字を答えの欄に書きます。
そろばん→ 解答
984 → 016
この時、頭の0は書かないので、16
そこに − (マイナス)をつけて
答えは −16 となります。
これを4〜8桁・15口の見取算でやるのが2級です。
※ちなみに、借りてくる数字を1桁だけ多くする、というやり方もありますが
2桁多く借りてくる方が計算を最後まで終えた時、
加減算なのにそろばん上では大きな数字が出てきて
マイナス算であるとすぐ気付けるため、私はいつも2桁多い数字で計算しています。
慣れるまでは答えを書くのに時間がかかったり、
一の位だけは、足して10になる数字を書かなくてはならないところを
他の位と同じように足して9になる数字を記載してしまい
答えと1違いの回答をしてしまうというミスが出ますが
だんだんと解けるようになってくると
ついにマイナス算までマスターしたぞ!と大きな自信につながります。
マイナスになる数字は中学課程で習うのでこれは本当に凄いです。
2級、1級と上級に上がるにつれて検定に進むまでの期間が長くなったり
なかなか合格点が遠く感じることがありますが
すごい問題を解いてるんだぞ!
という自負をもって日々励んでくださいね。
栗崎