こんにちは!
4月に入り、
各地で入学式行われていますね^^
新入学される皆様、おめでとうございます🌸
息子も今年から小学1年生^^
元気にお友達とたくさん遊び、
たくさん学んでいってほしいと思っています。
さてさて!
今日は、【珠算8級の、わり算の商探し】
について、お話したいと思います。
そろばんでは、
わり算が珠算8級から始まります。
・3桁(ないし2桁)÷1桁で、
・制限時間は10分間
・全部で20問の問題を解いていきます。
・合格点は60点以上(12問以上正解)となります。
※いずれも、全国珠算連盟の場合になります。
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その際の課題の一つが、
【余りのあるわり算で、商がすぐに見つけられるか】です。
例えば、276÷4といった問題の場合、
「27の中に4はいくつあるか?」
「36の中に4はいくつあるか?」の2回、
商を探す必要があります。
既に学校で、
わり算を習っている生徒にとっては、
それほどハードルが高く感じませんが、
3年生の前半や、
2年生以下の生徒にとっては、
これがとっても難しい!
商を出すだけで、
数分かかってしまうこともあります。
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そして、その結果、
「わり算は難しい…」
「わり算苦手…嫌い…」
となってしまう場合もあります。
商を探す際、
「27の中に4はいくつある?」
「4の段で27に近いのはいくつかな?」など、
指導者側から働きかけを行っていきます。
(ちなみに上記の言葉かけですが、
生徒によって、理解しやすい言葉が異なります。
「いくつある?」の言い方の方がすんなり入る生徒、
「4の段で探すよ~」と言った方がイメージしやすい生徒など、
異なりますので、生徒によって、
使う言葉を工夫・選択しながら指導しています。)
そして、ポイントとなるのは、
先生と一緒に問題を解いている時には、
商を探すことができる生徒でも、
「じゃあ、3問自分で解いてみようね!」と、
先生が少し離れて、すぐに
「先生、分かりません~」
という答えが返ってくる時です。
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そのような場合、
『商がわからない』
『答えが合っているか自信がない…』
という場合もありますが、多くの場合、
そもそも何を探すのか分からない、
ということが多いと感じています。
指導者が、
「27の中に4はいくつある?」
「4の段で27に近いのはいくつかな?」
といった言葉かけをした際に、
受け身で商探しを行ってしまい、
いざ一人で問題を解き始めた時に、
「あれ?どうやるんだっけ?」
「どこを見るんだっけ?」
となってしまうのです。
そのような時。
私は「●●の中に、●はいくつある?」という質問ではなく、
「○○くん(ちゃん)、何の段で、何を探すの?」と、
本人が能動的に考えるような質問を、どんどん行っていきます。
「27の中に4はあ~る~」
「さぁ、何の段で何を探すんだっけ?
(例の問題でいえば、『4の段で27』と言えるように繰り返し促す)」
これを何度も何度も繰り返し行なっていきます。
わる数の数字に、赤丸をしながら
“の、だん”と補足でメモを書くこともよくやっています。
そうしているうちに、
自ずと生徒本人が自分で、
何の段の何を探すのかが分かり、
一人で商を探せるようになっていきます。
わり算の商探しに関わらず、
子どもが、そもそも何を質問されているのか、
どんな内容が求められているのかを理解していない場合には、
繰り返し能動的に考えるような、
言葉かけ・働きかけを行っていくことがとても重要になります。
その中で特に、
子どもが「!」となる言葉かけを見つけ、その言葉を多く選択していく。
小さなこと・工夫かもしれませんが、
子どもにとって大きなヒントになることも少なくありません。
子どもが「面白い!」「楽しい!」と思えたら、こっちのものです(笑)
最近も、わり算に苦戦していた新2年生の生徒から、
「わり算たのしい!」という言葉が聞けて、
とても嬉しくなりました*^^*
出来た!楽しい!といった、「!」が感じられる時。
子どもの表情って驚くほどイキイキします。
そんな姿をこれからもたくさん見ていきたいなって思っています^^
nakazawa