上級に必須の位取り。しっかりしていますか?

こんにちは!

今日は第5週目のため、
教室授業はお休みさせていただいております。


お間違いないよう、お気をつけください…!

そして私はこういう日に残務、
8月からのイベント準備等、
一気に片づけたいと思っています…(笑)!

さてさて。

上級(珠算3級以上)になると、
・伝票算
・小数点
・四捨五入
などが加わり、

合格までの道のりが
更に一層険しく感じることかと思います。

しかし、一方で、
指導をしていて感じることは、

上級になればなるほど、
・基本的な部分や
・小さな意識がけ、
・当たり前のことを続ける力などが、
合否や成長に大きく影響を与えるように感じています。

例えば、見取算や伝票については、
・正しい指使いはもちろんですが、
・コンスタントなスピードでの弾き、
・しっかりカンマを意識した問題の読み取り、
・そろばんを弾く力加減なども
正解率やスピードに影響します。

かけ算・わり算を終えた後での
見取算、そして伝票算ですので、
【忍耐力】も必須となります。

1問につき、
(恐らく)200回前後、
指を動かす中、
1回たりとも間違えられませんので、
【集中力】も欠かせません。

加えて、
問題をそろばんに入れる際、
間違った時にすぐ修正できるよう、
ある程度、元のそろばんの状態を記憶しておく
【記憶力】も必要です。

「入れ間違ったけど、どこをどう入れ間違ったっけ?」
では、例え14口まで終わっていても、
やり直ししなくてはいけません。

そして、何より
苦しくても伸び悩んでいても、変わらず続ける。

授業時間、練習時間を無駄にしない意識も
とても重要です。

そして、かけ算やわり算では、
【位取り】をしっかり出来ているかも重要なポイント。

位取りとは、
そろばん上の答えの
“一の位の場所”を特定することです。


※画像はインターネットより拝借

整数については、
答えが出た後に、
定位シールで確認していますが、

そろばんの下に貼っているシールのことです。

小数の問題については、
最初のタイミング(答えを入れ始める前)に、
左手で位取りをするよう、指導しています。

なぜ、最初に位取りするか。

理由はいくつかあるかと思いますが、
私は、【無駄のない正確な計算を行うため】
だと思っています。

➀最初に左手を置く動作を繰り返すことで、
左手を置くとほぼ同時に、
計算を進めることができます。

(左手を置かず、あとで一の位を
確認するとなると、
数秒~10数秒のロスがでます。)

また、
➁四捨五入をする際、位を忘れ、
必要以上に計算をする
(例:小数第四位以降も計算する)
といった、時間的ロスも防げます。

加えて、
➂かけられる数に小数が出たらすぐに
左手を準備するクセ付けを行うことで、
かける数が整数の場合にも、
位取りを忘れることを防ぐ効果もあります。

特に
【小数÷整数】の問題で位取りを忘れ、
例えば、答えが0.123となるところを、
123などとなっているミスをよく見かけます…!

面倒がらずにしっかり位取りすること。
習慣化してしまうこと。

この繰り返しが大きな実りのある力となっていく
と思っています。

各級や生徒の理解度等によって、
指導のポイントは異なるかと思いますが、

当教室では、
・他人の邪魔になる行為をする
(おしゃべり、立ち歩くなど)
・正しい指使いをしない
・暗算で指を動かさない

に次いで、
・6級の2回読みをしない
・3級で位取りをしない
に関して、
口うるさく指導しているように思います(笑)。
(いや、他にも色々口うるさいかもですね^^;
生徒によって、ポイントがもちろん異なります。)

口うるさいポイントは、
そこがそろばん力の醸成に
とてもとても重要だから
です。

ベテランの先生も、
「見取算の正確性や弾きの上手さは、
ホップ・ステップ・ジャンプから
影響している」と以前、仰っていました。

基礎を侮るべからず、ですね。

一緒に頑張りましょう^^!

nakazawa

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