ちょっと難しいけれど、 脳としつけについて。

こんにちは!

11月も今日で最後。
明日からは12月…師走ですね!

お坊さんが走りまわるほど忙しいことが、
由来ともいわれる12月=師走。

仕事では、
・競技大会の特訓
・クリスマス会
・そろランド

プライベートでも、
年末年始のイベントに加え、
息子が小学校に上がる上で、
色々とやっていることもあり、

私も仕事にプライベートに
更に忙しくなりそうで、ちょっと心配ですが笑、
好きなこと・リフレッシュもしながら、
駆け抜けたいと思います(笑)!

さてさて。

今日は11月のお教室便りにも記載した、
【ちょっと難しいけれど、 脳としつけ】について。
追加情報を加えながら、お話したいと思います。


脳の中心にある「脳幹」は、
呼吸や循環など生命を維持する機能であり、
その周りを覆っている大脳辺縁系は、
食欲など本能として生きるために必要な機能を担っています。


⋆ネットより拝借

脳の一番外側「大脳新皮質」は知性を司り、
他の動物に比べ、人間だけが極度に発達しているそうです。

人間の脳は、中心から外側に向かって進化をします。

動物的な欲望にブレーキをかけ、
自制心が働くようになることも成長の証と言えます。

そろばんの、脳を鍛える効果はよく知られています。

計算の上達と共に、精神的にも成長を感じるのは、
このような脳の発達とも関連があるのですね。

子どもに「無理はさせない」「嫌なことはさせない」、
という風潮がありますが、
脳を鍛えるという意味においても
「もう少し頑張らせる」、
「もう少しだけ我慢させる」ということは、
大脳新皮質を鍛えるトレーニングでもあるのです。


それは今、読んでいる本にも、
(失敗を経験させるべきか否かについてになりますが、)
似たお話が掲載されていました。

参考まで、引用しますね^^

8歳から13歳の子どもたちの中から
極端に強い無力感をもつ子ども
(失敗すると急にやる気をなくし成績が低下する子)を選び、
6人に成功経験法を、他の6人に原因帰属再教育法を施した。

成功経験法とは、
常に成功するように易しい課題を設定する方法である。

原因帰属再教育法とは、
5回に1回の割合で失敗させ
(到達不可能な基準を設定する)、
その際に、もう少し頑張ればできたはずだと励まし、
失敗の原因は自分の能力不足ではなく、
努力不足になると思わせる方法
である。

これらの治療教育の前、中間、後の、
3つの時点における失敗後の反応をみると、
原因帰属再教育法のみに治療効果が見られた。

原因帰属再教育法による治療教育を受けた子どもたちでは、
失敗の後に成績が急降下するということがなくなり、
「もっと頑張らなければ」と発憤するか、
失敗直後にむしろ成績が上昇する子が多くなった。

一方、成功経験法による治療教育を受けた子どもたちは、
成功しているうちはよいものの、
失敗すると成績が急降下するといった傾向を相変わらず示した

小さな失敗やなかなか思い通りにならない状況を
経験することは、実は大切なことであったりします。

そろばんでは、検定や競技大会を通し、
達成感や嬉しさを味わうとともに、
失敗や悔しさを経験する機会があります。

そうした経験を通し、
最初から成功した時以上に、
成長する生徒も少なくありません。

脳に少し負荷をかける。
その積み重ねが脳を成長させる要因になるのだと思います。

さて、脳の話に戻しますが、
大脳新皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉という、
4つの「葉」から構成されており、
特に前頭葉はおもに人格、意欲、創造性などを担う、
脳の司令塔とも言うべき重要な部位です。

その前頭葉を活性化する上で、
そろばんなどの細かな指の動き(巧緻性)が、
とても効果的と言われています。

いしど式が大切にしている、
しつけと脳を鍛える速算学習は、
自立し、自律した大人へと成長するために、
必要な両輪になっているのです。

nakazawa

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