子育ては、完璧を目指さない。

こんにちは!

最近、ぐずついたお天気が続いていますね。

もう梅雨入り?(まだしないで~!)
なんて思ったりしちゃいますが笑^^;
この時期、気温の変化も大きいので、
体調管理等、お気をつけください…!

さてさて。
今日は教室便りにも書きました、
『子育ては完璧を目指さない』
という内容について、お話したいと思います。

子どもに何かを教えようとしたけど、
イライラして上手くいかない、
子どもも言うことを聞かない、
なんてことはありませんか?

私たちがよく耳にするのは、
『良かれと思って親がそろばんのアドバイスをしたら、
子どもとけんかになってしまいました…。』
『教えようとしても聞く耳を持たないんです…
親が教えることは難しいですね…。』
といった声です。

子どもに完璧を求めれば求めるほど、
なかなかうまくいかないもの。

完璧を求めているつもりがなくても、
自分の子どものこととなると、
つい高いハードルを設定してしまうことだってあります。


お子さんが初めて、
歩き始めた時を思い出してみて下さい。

自ら歩こうとする仕草に喜び、
よちよちと数歩歩けただけで、
大喜びしたことでしょう。

最初から完璧を求めた人はいないと思います。
何度も転びながら、
上手になる過程を見守っていたはず。

その何度も挑戦する姿、成長過程を
慈しんで見ていた方も少なくないと思います。

そして、
この成長過程を振り返った時、
それらが出来るまでの時間や過程は、
子どもによって本当に千差万別であり、
それが当たり前であると、
気づく(認識された)かと思います。

それなのに、いつの間にか
大人は最初からあれこれと注文をつけて、
子どもに指示命令するようになちがちです。

加えて、
子どもの脳はまだ未発達ですから、
大人のような同時処理をすることは、
とても難しいもの。

そろばんで例えるなら、
【数字を読み】
【数を認識し】
【決められた順に計算をし】
【決められた指で珠を動かす】。

大人にとっては、
一見簡単なように見える動作でも、
子どもにとっては、
習得するまでは複雑に感じるもの。

その動作をしている最中に更に、
「姿勢はこうして…」
「左手は…」
「書き順は…」と、

あれも、これもと欲張るほど、
全てが上手くいかなくなります。


初めから、
全てをキチンとやろうとしてはいけません。

まずは、
出来たところ、分かったところだけやってみればいいのです。

そして、
その出来たところ、分かったところを
しっかりと言葉にして子どもに伝え、
子ども自身が「自分が出来たこと」
「分かったこと」を認識する。

そんな小さな積み重ねで、
土台となる一番大切な
『自己肯定感』・『子ども自身のやる気』を
維持・高めつつ、スキル(出来ること)が
少しずつ高まる(増えていく)のだと思います。

「今日出来なかったら、明日でいっか」

そんな心構えも子育てには大切な要素のだと、
私もまた、子どもを持つ親として痛感しています。笑

nakazawa

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