夏の風物詩、入道雲

こんにちは、日々暑すぎて出歩く時間帯に悩む栗崎です。

ご近所さんで犬を飼われている方も、

散歩は朝早くか夜遅くなってからしか行けないね、という話をされていました。

日中なんかは地面で火傷しそうな暑さですもんね。

そして連日雷注意報が出たり消えたりの杉並区の気象警報メールです。

なぜ晴天続きの暑ーい夏にこんなに雷注意報が出るのでしょうか。

 

夏の雲といえば、入道雲。

入道雲とは積乱雲の一種で、

急激に育った雲から短時間・狭い範囲で雨を降らせます。

 

ちなみに入道雲の『入道』とは

昔話に出てくる坊主頭の大きな妖怪だったり

力持ちのお坊さんのことを指します。

力強い大きな雲=入道雲と呼ばれているそうです。

(鬼滅の刃の岩柱も「入道」という印象ですね)

 

この入道雲、なぜ夏に多くみられるのかですが

入道雲の成り立ちに関係してきます。

 

入道雲は、

①地上に湿った暖かい空気がある

②上空に寒気(冷たい空気)の層がきている

この①と②の気温差が大きいと発生しやすくなります。

暖かい空気冷たい空気だと

暖かい空気のほうが水分をたくさん抱え込むことができます。

(飽和水蒸気量といいます)

 

この暖かい、かつ水分をたくさん含んだ空気は徐々に上昇していきます。

(暖かい空気は、冷たい空気より軽いため浮いていくのです。

冬の暖房は床側に、夏のクーラーは上にあるとよい、というのはこの原理が絡んでいます)

 

さて暖かい水分を含んだ空気が昇って上空にある冷たい寒気とぶつかると

気温が下げられてしまい、これまで抱え込んできた水分が出ていってしまいます。

これが水滴や氷の粒となって雲が出来上がります。

 

この暖かい空気に含まれた水分量が多いほど大きな雲が生じます。

より暑い夏が、大きい雲を作るのはこのためです。

※画像は気象庁のHP、積乱雲の説明より引用

 

また夕方の雷雨が多いのは

1番暑くなった日中、そしてその空気が上がり雲となるので夕方に雷雨が多くなります。

 

最近は気温が高すぎて、地上から上がってくる暖かい空気がたくさんの水分を含み

一気に雷雲を生み出してここ連日の突発・局所的雷雨になっていますね。

 

この時期、日中暑くてとっても晴れていても

折り畳み傘もしくは晴雨兼用日傘があると安心です!

熱中症も危険ですが急な雨に打たれて

残りの夏休みに体調崩しちゃうなんて悲しいことがないよう、健やかに過ごしましょう。

 

 

さて酷暑続く8月ももう終盤。

最後におまけの算数クイズ。

次の画像の穴あき計算問題を埋めてみてください。

 

かける数もかけられる数も空白ですが

九九表を思い出すと答えが一つに絞られます。

 

ヒント・計算の答えは来週の日付になります。

 

栗崎

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