音読による集中力向上効果について

こんにちは。

今日はそろばんとは少し話がそれますが、先日の集中力の話題に絡んで一つ。

【音読による集中力向上】についてです。

先日図書館で読んだAERA with Kids(2017年秋号)。
そこで「頭が良くなる!陰山式音読メソッド」と題し、「音読の重要性」について取り上げられていました。

百ます計算や立命館小学校の副校長先生(こちらの小学校ではそろばんを重要科目と位置付けています)としても有名な陰山英男先生が書かれた内容ですが、

その陰山先生が提唱する3大メソッドは、
●百ます計算
●読み書きドリル
●音読
です。

そしてこの雑誌のなかで、陰山先生は、「経験上、音読は集中力をつけるのに最適」と語っています。

音読は簡単というのは錯覚で、質の高い音読はかなりのエネルギーを使うのだと。

確かにしっかりと周りに伝わるように音読をしようとすると、音読のスピードや滑らかさ、声の調子にも気を使いますし、

滑らかに話すためには、単語力や読解力はもちろんのこと、今読んでいるところを音読しつつ、次の文節や文章を確認する作業が発生してきますよね。

そうした複数の同時作業が、結果として集中力をつけるのではないかと思います。

なお、音読の素材としては、惰性で読めないような少し難しいもの、例えば論語などが良いそうです◎
(なんと小学1、2年生でも『坊っちゃん』などを読めたりするそうです!)

難しい文章がスラスラ読めるようになると、そのことが子どもの自信になり、次の新たなステップに進む意欲になると言います。

知識で子育てはできませんが、知識は子育てを豊かにしてくれる。
知識だけでは子どもへの働きかけは不十分、だけど、知識は働きかけの手段を豊かにしてくれる

ツールは色々あると思いますが、知識や意識をもって、子どもにとってよい循環を考え、工夫をしていきたいと思います。

nakazawa

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2 のコメント

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