難しい!暗算2級は更に難易度アップします…!

こんにちは!

6月も後半ですね。

近隣の小学校の多くは、
今日から通常当校となっています。

コロナ感染者の推移については、
引き続き注視する必要があると思いますが、
【新生活様式】などを念頭に入れた
生活・活動を行っていく必要があると思っています。

さてさて。

今日は、【暗算2級】について、
お話したいと思います。

当教室でも、
暗算上級(3級以上)に進む生徒が
だいぶ増えてきたのですが、

(各級で苦戦するポイントは異なりますが、)
暗算2級では、
更にまた難易度が一段アップ…!

苦戦する生徒が非常に多いと感じています。

【関連ブログ】
暗算3級は、どんなレベル??
・4級の暗算練習で大事なこと。今後の進級を見据えて、やらせていないこと。
・暗算検定6~4級について

暗算3級までスムーズに来ていた生徒も、
「暗算2級、難しいよ~!」
「先生、私、ぜったい検定にいけない!」
なんて、ぼやく生徒も(笑)

でも、大丈夫!

今までだって、
最初は上手くできなくて、
「難しい!」と感じながらも、
練習を積み重ねる中で、

・徐々に正解が増え、
・出来る量が増え、
・合格点が取れ、
・検定に進んでいたはずなんです。


出来るようになると、
当時、苦戦したことや達成したことを忘れがち。

ですので、
上記のような愚痴がこぼれてきたら、
過去の生徒の頑張り、
スモールステップで成し遂げてきたことを
伝えるようにしています。

さて。
そんな暗算2級についてですが、
(今まで同様)各種目、制限時間は3分です。

・かけ暗算 2桁×2桁 20問
・わり暗算 3~4桁÷2桁 20問
・見取暗算 2~3桁10口 10問

そして、
難しく感じるポイントは
大きく4つあるかなと、
個人的には思っています。

※以下は、当教室が加盟する、
全国珠算連盟の暗算について記載しています。

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1.合格点が80点になる

暗算6~1級の合格点は、以下となります。

・暗算6~5級:各種目 60点以上
・暗算4~3級:各種目 70点以上
・暗算2~1級:各種目 80点以上

合格点が70点でも、
なかなか大変ですが、

合格点が80点となると、
正確性はもちろんのこと、

量についても、
・かけ/わり暗算は、20問中16問以上、
・見取暗算は、10問中8問以上

解いていないと、
即不合格となってしまいます。
(*免除申請の条件は含まず)

1問分からなくて、
そこで何度も計算していたら、
すぐに制限時間が来てしまいます。

生徒たちにとって、
時間的なプレッシャーも増えます。

2.かけ暗算の掛ける数が2桁になる

かけ暗算について、
・暗算6~4級までは、2桁×1桁
・暗算3級については、3桁×1桁
でしたが、

暗算2級からは2桁×2桁、
掛ける数が2桁になります。

答えは、暗算3級と同様に、
3~4桁になることから、
「そんなに難易度が変わるものなの?」
「難しいものなの??」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

いえいえ、難しいんです!
複雑度合いは、一気にアップしているんです…!

ですので、
初めて2桁×2桁の計算を
暗算で行う生徒にとっては、プチパニック(笑)!

一度、
2桁×1桁で計算した暗算の答えに、
更に2桁×1桁の答えを足していくので、
なかなか大変な作業なのです(笑)。

上手く答えを導けるようになるまでは、
問題を分解して、解いてみるよう、
指導をしたり、

そろばんを使用し、
頭でそろばんのイメージをしっかり出来るよう、
働きかけることもあります。

3.わり暗算のわる数が2桁になる

かけ暗算同様、
・暗算6~4級までは、2~3桁÷1桁
・暗算3級については、3~4桁÷1桁
でしたが、

暗算2級からは3~4桁÷2桁、
わる数が2桁になります。

わる数が2桁ということは…
そう、戻し算が出てくるのです!

【関連ブログ】6級が一つの”つまづく級”と言われているワケ。

そろばんでも難しい【還元算】。

もちろん、珠算4級以上は、
確商を習得していますが、

それを暗算で行うのは、
練習当初、時間がかかりますし、
四苦八苦することも少なくありません。

しかし、ここで諦めず、
くり返し練習を行うことで、
答えが早く出せるようになります。

暗算だけではなく、
珠算の練習にもよい影響を与えます。

4.見取暗算に3桁が出てくる

暗算6~3級までは、2桁だった見取暗算が、
暗算2級からは、3桁が出てきます!

10口終わるまで、
しっかり4桁そろばんが頭にイメージできるよう、
鍛えていく必要があります。

なかなか10口まで計算をし、
正解できない場合には、
口数を区切って、答えを
確認していく作業を行うことも少なくありません。

1口ずつ確認することで、
より鮮明に頭のそろばんをイメージし続ける
トレーニングにもなります。

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珠算も暗算も読上種目も…

1級あがる、
という事実だけではなく、

そこに生じる課題は、生徒ごとに異なります。

感じる壁の高さも生徒によって、全く異なってきます。

 

実際の難易度以外にも、
生徒によって、心理的障壁も異なります。

そうした部分も踏まえて、
生徒に応じた働きかけ、指導を
これからも大事にしていきたいと思っています。

nakazawa

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