こんにちは!
今週もあっという間に1週間が終わろうとしています(笑)。
まだまだ暑い日が続いていますが、
9月も中旬となり、
もう年末も意識し始めそうな時期ですね。
去年の今頃は、
まさかコロナで、
このような状況・環境になるなんて、
誰もが予想していなかったと思います。
いつ何が起きるか、分からないものです。
出来ることは出来るうちに。
そうした意識で常にいたいなぁと思います。
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さてさて!
今日は、【見取算の桁揃い/桁不揃い】について。
お話したいと思います。
見取算の桁数や、
桁揃い/桁不揃いについては、
連盟によって大きく異なります。
珠算1級と一言で言っても、
例えば、現在の日本珠算連盟の1級はこちら☟
HPに模擬問題が掲載されています。
そして、当教室が所属する、
全国珠算連盟の珠算1級はこちらです。
全国珠算連盟の1級は、
以前の日本珠算連盟の難易度と同レベルとなります。
(子どもの頃、日本珠算連盟で、
昔のレベルで1級や段位を取得した身としては、
難易度が下がったことは、
個人的にはとても残念ではありますが、
教育ニーズや合格率、各種目の難易度の差等から、
見取算の難易度を下げたのではないかな?と思ったりします。)
珠算1級といっても、
連盟によって、桁数も口数もこれほど異なります。
限られた制限時間の中、
難易度をあげている理由の一つが、
【見取算の桁不揃い】。
口数の多さも
もちろん間違いやすさに影響しますが、
実は桁不揃いも、ミスをまねきやすい要素です。
同じ桁と分かっていたら、
常にそろばんに入れる場所が同じのため、
それほど数字の把握に時間を要しませんし、
心理的なハードルが下がります。
しかし、
5~10桁にもなると、
次が何桁で、
そろばんのどの部分から入れるのか。
瞬時に判断し、
淀みなくそろばんを動かし続けることが
実は結構難しかったりします。
・桁を間違って入れてしまう。
・間違ったことに気づいたけれど、
正しく修正できずに不正解となる。
こういった不正解も少なくありません。
そろばんは、
【スピード】と【正確性】を両立が必要なもの。
上級になればなるほど、
その両立が非常に難しくなり、
焦り・緊張感とともに、
間違い・ケアレスミスが増えます。
手や腕、そろばんを下にずらす過程で、
そろばんの珠を少しずらしてしまっても、
(引っ掛けてしまっても)
気づかずに、次々置いてしまうことも増えていきます。
(正しく戻せないことも増えます。)
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「なんでこんなに間違うの?」
と思う方もいらっしゃると思います。
「何度も練習しているのに…」
とため息が出ることもあるかもしれません。
しかし、例えば、
「5~10桁の数字を15回、電卓で打って答えを出してね。
引き算もあるよ、マイナスになることもあるよ」
「電卓が当たっていても、書いた答えに
コンマがなかったり、0が漏れていたら間違いだよ!」
「制限時間は、答えを書く時間も含めて10分!」
「全部で10問!1問じゃないよ、ちゃんと10問解いてね!
8問以上は当たらないとだめだよ!」
と言われたら、
2・3問ならまだしも、10問となると、
大人もなかなか大変かと思います(笑)。
しかも、実際は、
一度正しく数字を打ったら間違わない電卓より、
例え、正しく置いたとしても、
少し触ったら、珠が動いてしまう
そろばんの方が、より神経を使います。
【スピード】と【正確性】を両立することは、
大人でも大変なことです。
だからこそ、
貴重なスキルだなって思うのです。
(加えて、特に見取算は、
想像以上に【集中力】も必要とします。
少し気を抜いたら、
どこを置いていたか、
そろばんの数字がズレていないか、
分からなくなります。)
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正しく瞬時に桁を把握する上で、
・カンマで区切って数字を読む・そろばんに置く
・最初の桁の位置を特に意識してそろばんに置く
・ゆっくりでもいいので、同じスピードで弾く練習をする
といったことが効果的かと思います。
読上算なども、
桁とそろばんの位置を
瞬時に把握する上で、おススメです。
また、大きな桁を常に見る(=練習する)ことが
桁に慣れる最大の秘訣であることは、言うまでもありません。
(子どもの場合、日常的に10桁などの桁に
触れることが少ないので、なおさらです。)
一緒に頑張りましょうね!
それでは^^
nakazawa
ピンバック: 見取算練習のポイント、始めから不要な珠が動かないように意識しよう!|中澤珠算教室 - いしど式そろばん|杉並・中野
ピンバック: 桁揃いの見取算の、間違いあるある。|中澤珠算教室 - いしど式そろばん|杉並・中野