心を強くするのは「●●」。

こんにちは!

8月も下旬。

先週末には、
24時間テレビが放映されていました。

24時間テレビを見ると、
いつも実家で過ごしていた日々を
懐かしく思い出します。

地元の夏祭りも、
毎年ほぼ同日に行われていたので、
テレビを見ながら、
お祭りに行ったり、花火を見たり。

今では戻ることができない
亡き両親との大事な時間でもあり、
ちょっと切ない気持ちにもなりますが、

ここ数年は、
母親となり親目線で、
ウルッとしてしまうことが多くなりました(笑)。

そんな母親を尻目に、
4歳の息子には最近、
「抱っこしないで~」と言われます。

え、もうだめですか?
寂しいんですけど…!!!(笑)

さてさて。

前置きはこれくらいにしまして(笑)、
今日は先日読んだこちらの本について。
書きたいと思います。

『最高の教師がマンガで教える、目標達成のルール』
です。

最近、紹介している本が、
マンガで読みやすいのばかりで恐縮ですが(汗)、
隙間時間にも読みやすくて、
忙しい方にもおすすめです^^

著書の原田隆史さんは、
大阪市内の公立中学校に20年間勤務。

保健体育指導、生徒指導に注力、
問題を抱える教育現場を次々と立て直し、

独自の育成手法「原田メソッド」により、
勤務3校目の陸上競技部を
7年間で13回の日本一に導いた方です。

そんな著者がこちらの本の中で、
心の強さを支えるものについて、
言及していました。

ここ一番の大事なとき、
人の心の中に出てくることは、
スポーツでも勉強でも仕事でも同じです。

それは「自信」「不安」です。

その二つが心の中で交錯します。

自信を持ってやれば結果は出る、

しかし不安でびくびくした状態でやったら結果は出にくい。

これは、
そろばんの検定や競技大会でも、同様ですよね。

「上手くできないかも…」
「合格できないかも…」
と思いつつ、本番に臨んだ場合。

結果は厳しい方向に傾きやすい、
と感じています。

では、どうすれば不安を処理して、
自信に転換することができるのか。

大事なコツとして、
著者は「当たり前のことの継続」を挙げています。

ここで言う、
「当たり前のこと」というのは、
自身が一生懸命取り組んでいる、
勉強やスポーツ、そろばんといった
メインの内容ではありません。

皿洗いや掃除といった身の回りのことです。

そして、
私が本を読んでいて驚いたことは、
周囲の大人が
「身の回りのことを自分で行うことは大事だ」
と言っているだけではなく、

陸上で全国大会で優勝した生徒や
砲丸投げで日本一になった生徒自身が
そのように話しているという事実です。

私はある時期まで、
試合に勝つことによって
生徒の心が強くなると思っていました。

ところが全国大会で優勝した後で
生徒に聞いてみると「そうじゃない」という。
「優勝したら安心したけど、
賞状と金メダルをもらっても心は強くならない」
と全員が言いました。

「じゃ、みんな、心が強くなっていないのか?」
「めちゃめちゃ強くなっている」
「なんで?」

「清掃奉仕活動を続けて、練習を休まなかったから」

これをきいて私は気づいたのです。
「できることの継続、イレギュラーのない継続、そこに答えがある」。


自分で「やる」と決めても、
「今日は夏休みだから…」
「今日は旅行に行くから…」
「熱が出たから…」と、

人間はやらない・出来ない理由を
正当化しがちです。

それを乗り越えることで、
本当の心の強さが生まれると
著者は話します。

【決めたことをやり切る、続けるかどうか】
そこでパフォーマンスの違いがでると。

砲丸投げで日本一になった女子選手は、
優勝できた理由を
「皿洗いを一日も休まなかったから」
と話したそうです。

高熱を出して寝込んだ日さえ、
生徒自身の意思のもと、
枕元に皿を持って行って、皿洗いをしたそうです。

こうした行動を継続するためには、
習慣化が必須になってくるかと思います。

人間の行動で、
意識的に行っている行動はわずか3%

97%の行動は、無意識の行動と言われています。

自信を支えるものには、
その他に
「予測と準備」

そして、
「三日坊主OKの気持ちで続ける」
ことも挙げられていました。

成功する人は、
最低最悪の状況を予想し、
最高の準備を行い、楽観的に対応します。

失敗する人は、
楽観的に予想し、
最低の準備でサボり、悲観的に対応します。

最初は3日で終わってしまったことが、
次は5日続き、その次は10日続き…
と頑張れるようになれば、
それは成長したことにほかなりません。

三日坊主が10回続くと、
合計で30日継続したことになります。
何度も失敗してもいいという
「敗者復活」へと導いてください。

学校と家庭での大事な条件は、
子供たちが何回でも敗者復活できることです。
それが新しい挑戦への積極性と安心感をもたらします。

「失敗してもいい。
挑戦することが大事!」

まさに私も、
常々、生徒たちに話していることです。

特に、
子どもたちが大人になる頃には、
「失敗せず、いかに正しくやるか」よりも、
「挑戦心、創造力をいかに活用できるか」の方が、
重視される世の中になるように思います。

誰だって、
初めて挑戦することは不安なもの。

失敗だって出来ればしたくない、
恥ずかしい想いをしたくない、と思いがち。

でも、
失敗したって、
また挑戦して成功すればいい。

その過程でしか見えない世界、発見だってある。

子どものやる気・挑戦心をサポートする
大人でありたいな、と思ったのでした。

それでは^^

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5 のコメント

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