こんにちは!
今日は朝から息子のお弁当作り。
週末とほぼ変わらない内容のお弁当にしちゃいましたが(笑)、
本人としては、お弁当が特別感があるようで、
朝から「自分で開ける!バッグにいれる!」とやる気満々でした^^
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さてさて。
今日は先週末に読んだ本…
【まんがでわかる「学力」の経済学】について、ご紹介したいと思います。
30万部も売れている本ですので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
既に文書版も持っていたのですが、
マンガ化されたとのことで、読みやすそうと購入してしまった私です(笑)
●文書版
●マンガ版
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著者の中室牧子さんは教育経済学者として、
特定個人の成功体験からの教育論ではなく、
科学的な方法を用いて、大規模なデータを分析した結果から導き出される
「効果的な教育法」を論じている方です。
本の冒頭にも記載がありますが、
「不思議なもので、教育という分野に関しては、
まったくといっていいほぼの素人でも
自分の意見を述べたがるという現象がしばしばおこる」
たしかに、日本では教育を受けたことがない人はいませんから、
教育について一家言あるという人は少なくありません。
そして数多くの体験談やエピソードが溢れる中、
多くの人は「子どもを全員東大に入れた」などの、
きわめて特殊な成功体験に魅了されてしまっています。
実際、同じ教育方針で育ててきたけれど、
兄弟で異なる成長をたどるといった事例は、よくあるのではないでしょうか。
教育の効用については、
同じ人物で何十年という月日をかけて研究する必要があること、
また相関や因果関係に有意性が見られたとしても、
違った要因が裏に隠れている可能性もあり、
実証が難しい面もあるかと思いますが、
それでもやはり教育についても、
科学的根拠を求める姿勢に個人的には共感してしまいます。
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そんな本の中身には、興味深い内容が多く含まれていますが、
その中でも特に私が興味を持った内容は後半部分…
【生きる力の重要性】についてです。
生きる力とは、
意欲や忍耐力、自制心や社会性、対処能力等、
学力テストでは計測することができない【非認知能力】のことを指します。
(一方、学力テストで計測できる、いわゆるIQなどは【認知能力】と言います。)
まだまだ過小評価をする親が多いとされている【非認知能力】ですが、
この非認知能力が、認知能力の形成に一役買うとともに、
将来のよりよい人生を送る上で、重要な要素とされています。
↓左のグラフ参照
数ある非認知能力の中でも、
「➀自制心」と「➁やり抜く力」が最も重要であると著者は話します。
これが学業であれ、受験であれ、社会人になってからであれ、
目標に対し、諦めることなく努力をし続けることができる気質へとつながるのです。
「➀自制心」を伸ばすことは筋トレと同じ。
何かを繰り返し継続的に行うことで向上するとされます。
どんな好きなことでも、続けていれば、
徐々に目指すべきゴールのハードルが高くなり、
途中で嫌になったり、辛くなることがあります。
私は、そろばんがまさにそれでした。
何度やっても不合格。
もうやりたくない!なんて時期もありました。
しかし、
そこで時には優しく諭すように、そして時には厳しく接する
両親、先生そしてライバルとなる姉がいて、
今となっては、人生にとってかけがえのない経験、宝となりました。
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「➁やり抜く力」を伸ばすためには、「心の持ちよう」が大切だと書かれています。
「心の持ちよう」…
つまり、「自分の能力は生まれつきのものではなく、
努力によって後天的に伸ばすことができる」と信じることだそう。
・やればできる、
・努力をすることで目標達成できる、
そんな体験、実感が重要になります。
➀についても➁についても、
周りの大人がそういった場面で、子どもに対し、どう対応するか、働きかけるか。
それもまた、とても大切なことだと思っています。
本は教室に置いておきますので、興味ある方はご覧くださいね♪
nakazawa
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